今回読んだのは「B.A.D 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる」というライトノベルです。
「小田桐君。理由なく人を殺せるぐらいでないと、狂っているうちには入らないさ」チョコレート片手に、彼女は僕に告げた。傲慢で冷酷で我が儘な偏食家。そして紅い唐傘を手にゴシックロリータを纏い、僕の絶望に突き放した微笑を浮かべる14歳の異能の少女、繭墨あざか。けど、あの満開の桜の下、彼女は言った。僕の傍にいてくれると──。第11回えんため大賞優秀賞。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー!
引用元:綾里けいし『B.A.D 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』 (C)Keishi Ayasato 2010
表紙にいるゴシックロリータを着た女の子が可愛いですね~。
今から五年くらい前にブックオフで購入した記憶があります。
2010年と結構昔の作品ですし、アニメ化もしていないので一般での知名度はそこまで高くないのかも? ですが作者は今も結構多くの作品を出しているので、それなりに知られているのかもしれません。
内容は現代ダークファンタジー。
ゴスロリを着た繭墨あざかが怪奇現象をどんどん解決していく……という爽快感はあまりない。
基本、彼女は神の目線に立っている感じで、特になにかをしようとはしません。
なので、主人公ががむしゃらにもがいてもがいて、少ししこりが残るような終わりを迎えるような話が多い。
救いのない話もあったりして、全体的に重苦しい雰囲気が漂っています。
ですが、やはりそれがいいんですよね~。
このダークさがたまらない。
最後のエピソードは色々いったりきたりするのでわかりにくいんですが、この不思議な感じも癖になりますね。
少々なんでもありな感じが強いですが、クオリティの高いダークファンタジーだと思います。
唯一読んでいてイラついたのは主人公ですかね。ちょっと諸突猛進すぎるというか、幼稚な感じが否めないのが結構人を選びそうです。
1巻の時点ではまだましですが。
癖はありますが素晴らしいライトノベル作品だと思います。
因みに私は勝手に最終巻まで読んだと思っていたのですが、十巻までしか持っていませんでした……最終巻まで揃えようかなと思います。

